=始まりは=

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少年は、ただ歩いた。 目的地を探すかのように、ひたすらと。 「…っ、…」 途中、何回か激しい頭痛にみまわれながら、たどり着いた先。 「…新撰組……」 そう。 立派な看板が掲げられたそこは、新撰組屯所だった。 俺は、滝田雪斗。 普通の20歳だが、ただ少々記憶がない。 思い出せるのは2つだけ。 俺の名前と 新撰組… ここに、弟が居るという事。
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