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(どうすっかなァ…)
まだ援軍は来ない。
それに対して永倉はかなり息が切れており、少し切れた腕の部分はピリピリとした痛みを感じる。
浅い傷なので、刀を握るのには支障はないが、死闘では傷を負うという事は痛手でもある。
少なからず、意識がそこにいくからだ。
だが、嘆いたって仕方がない。
これは、永倉自身が招いた事なのだから。
「心此処に非ず、か。そんな余裕あるのか?」
「…っ…!」
最大の失態だった。
そして、一瞬にして永倉の腕に深い傷が刻まれる。
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