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屋上に着き、私は膝を抱えて座り込む…
「…」
息苦しい…
まだ、サボっているほうがましだ…
親父から、頼みだから仕方なく来ているとはいえ辛い…
私の親父は、滅多に頼まない
だから、私は親父との約束は守る
それにしても、眠い…
朝から、体力を使ったせいか眠い…
ケンカをした理由は、アイツらが私に突然声をかけてきて、どこかに連れて行こうとしたからだ…
よくあることだ…
だけど、流石に人数が多すぎた…
相手は、男
それも、大人だ
それが、十人以上の集団に、私一人が勝てる訳がない…
まして、私はまだ子供…
それも、女だ…
男の力に、敵うはずがない…
「いっつ…」
怪我が、痛み出した…
寝れば、少し楽になるだろ…
私は、眠りについた…
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