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警察官は、私に近づいてくる…
と言っても、私服だから警察官って言うのはおかしいが…
「…何か用ですか」
私は、睨むようにしてそいつを見る
「おいおい
睨むなよ💧
綺麗な顔が台無しだぞ」
うるさい…
アンタに何か、言われたくない…
そいつは私の前で止まり、私の右手を掴み、そのまま引っ張り歩く
「ちょ…⁉
離しなさいよ‼」
私は、そいつを手を剥がそうとする
だけど、剥がすことが出来ない
意外に力がある…
「あっ…
そうだ…」
グイッ
「⁉」
そいつは、私の右手を自分の元に引っ張り…
…コツッ
私のおでこに、そいつのおでこをくっ付けた…
一瞬、何だか分からなかった…
「よし
熱は無いな」
そいつは、そう言い顔から遠ざける
「なっ…」
私が、混乱しているのに気づき説明する
「傷口から、バイ菌が入って熱があったらヤバイから調べたんだ」
なるほど…
じゃない‼
「手…
離して…」
「離したら逃げるだろ」
「…どこに連れていく気…」
私は、そいつを睨む
「どこって…
病院に決まってるだろ?」
そいつはそう言い、私の手を握りながら歩く
廊下ですれ違った、生徒達や先生達の視線が痛い…
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