32人が本棚に入れています
本棚に追加
取調室の一室の外には、三十人ぐらいの警察官がいる…
何やってるんだ…?
俺はそこに近づき…
「おい
何を騒いでいる」
「あっ⁉
ぶ、部長⁉
おはようございます⁉」
警察官達が一斉に挨拶をしてくる
「挨拶はいい…
それより、どうした?」
「はっ‼
それが、この地域で騒いでいるヤクザの娘が暴れているんです」
ヤクザの娘?
ああ…
そういえば最近、ヤクザの娘が暴れまわっているって言ってたな…
「何故、暴れている」
「それが…
昨夜の2時頃、黒沢会社の石垣野義理【いしがきのぎり】がヤクザの娘…高橋麗華に殴られたんです
偶然通りかかった警察官が止めた為、他に怪我は有りませんが…
理由を聞いたところ高橋麗華は、板垣野義理に絡まれ無視して帰ろうとしところ、突然左肩の服を破り襲いかかって来たって言うんですよ
ですが、板垣野義理は突然高橋麗華が目の前に現れ、左肩の服を自分で破り殴りかかったそうです」
矛盾している…
「高橋麗華は酔っているのでは無いかと思い、調べたのですが反応が無かったんです
ですが、板垣野義理が襲いかかったとは思えません
何せ、あの有名会社黒沢会社の課長何ですから」
課長ね…
「高橋麗華は嘘をついていると判断し薄情しろと言ったら突然、暴れ出したんです」
警察官の男が説明し終わる
「…分かった
俺が行こう…」
「えっ…⁉
ですが💦」
俺はそんな言葉を無視し中に入る
ガチャッ…
高橋麗華は両手で椅子を持ったまま、俺を睨み付けた…
最初のコメントを投稿しよう!