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2007年2月9日
セントラル小学校
竜たちが通う普通の小学校。変わっていなさすぎて逆に寂しい学校でもある。竜や楽にとっては別になんともない。後、1ヶ月もしないうちに卒業するからだ。クラスメイトの悪さも相変わらずである。
そんな竜と楽はいつも一緒に登校していた。登校班というものがあるが途中の小学生の団体で結局は全員はぐれてしまう。そんな中竜と楽はいつも偶然出会う。そして一緒に登校してくる。そんな感じだった。
亮はバス通学のため若干来る時間が遅い。だから竜と楽は・・・・
「んと、亮の上履きの位置逆にしておくか」
「で、そこで何で俺の腕を掴んで触らせるんだ?」
竜が楽の腕を後ろから掴み、匠に操る。即座に亮の上履きを左右逆にして、自分たちも上履きをはいた。
この時期にもなるとサイズが小さくなるため、かかとをつい踏んでしまう。そのたび、先生から注意されるが無視。
「さぁて、今日は何しますかね?」
「楽、考えるのはいいが先に教室行ったら手洗えよ・・・・」
「っつ!!お前!!」
楽がランドセルを自分の周りに振り回した。竜はサイドステップで慣れたように避ける。
「考えろよ!!」
ファン!!
今度はランドセルで叩きつけてくるが片手で竜は止める。
「朝っぱらから体動かしたくないんだよ・・・・」
ため息をつきながらも教室まで歩いて行った。
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