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とりあえず楽は手を洗った。
竜は水道場横の椅子に座っていた。楽の作業待ちだ。
「あ~くそ、授業かったり~」
楽が水道の蛇口をひねりながら言う。竜もうんうんとうなずく。
「授業抜け出してもいいけどな・・・・。問題はその後だよ」
「ああ。確かにな・・・」
「で、お前らは朝からそんなことを考えるなら学校に来なければいいだろ?」
「「あ」」
前に首領が居た。相変わらずツッコミが上手い。
「つかさー。学校来ないと親が・・・・」
「竜は?」
「親がうっさいんだよ」
竜は椅子の上で寝そべった。
楽は竜の足にひじを置いた。
「何かいい方法があればいいんだけどねぇ・・・・」
考えても特に何も思いつかない。そりゃ、小学生だもんね。
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