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上手い具合に休み時間に教室に戻った竜。
小休憩だが先生は職員室だ。
次の授業は体育。皆体操着に着替えているが竜は着替えてない。
「竜、お前また授業抜けるのか?」
「悪いな。今回は急用だ」
うん。マジで急用。
首領はため息をついて竜に近づいた。
「んまぁ、次は体育だ。幸い、体育館での授業だし、行けるだろう」
「サンキュー、助かるぜ」
と言って竜は私物を全てランドセルに詰めた。
教室を出て、下駄箱まで走る。靴を履き替えて一気に校門から出て走った。先生には見つかっておらず、国道辺りで走るのをやめて呼吸を整えた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
電柱に手を当てて呼吸を整える。小学生で普段あまり運動もしないから疲れやすい体質だったりする。
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