変動

3/7
前へ
/52ページ
次へ
「帰って親になんて言ったら良いんだ……」 『アハハ、高校落ちた~』 『そうなの?でも許して上げるわ、ウフフ』 なんて事にはならないよな…てかなったら怖いし。 と、無駄な考えはやめて今はこれからどうするか考えようか。 親にはちゃんと言わなきゃいけないよな…… そんな言ったところでどうにもならないことを考えながら我が家に到着し意を決して家の中に入った。 「ただいま~」 「おかえりなさ~い」 さて、普通に聞いたら何気ない会話なのだがおかしいところが一つ、いや三つほどある。 まずひとつ、 玄関に見覚えのない靴がある。 ふたつ、親ではなく聞いたことのない声で挨拶を返された。 そして最後に…… 「お前誰だ!?」 目の前にいる若くて綺麗なお姉さまだ。 綺麗なお姉さまは足を組みながら優雅にコーヒーを飲んでいる。 どこから持ってきたんだよ…… 「あんたはだれだ?」
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加