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たとえ年上だとしても勝手に家に入ってきた奴に敬語は使うわけがない。
「あら礼儀がなってないわね、まあいいわ今はまだあなたには言えないってところかしらね」
「警察呼ぶぞ?」
「私の名前はクリスよ」
対応はや
「……で、何してるんだ?」
俺は怒ったように問いかけたがクリスは気にした様子もなく
「あなたを待っていたのよ」
なんて言い出した。
「俺を?」
「そうあなたを」
いったいどうしたんだろう?俺は入試に落ちて今現在進行形で一浪中なのに……、自分で言って悲しくなってきた……
いつまでもシケモードになってても何も変わらないのでとりあえずさっきの事を聞いてみよう。
「で、なんで俺に用があるんだ?何かあったのか?」
そう問いかけた、その質問にクリスは待ってましたと言わんばかりに顔をニヤリと歪めた、ハッキリ言って顔だけならかわいいです、はい。
まだ言ってなかったけどクリスはかわいいと綺麗を両方ともあわせ持った顔立ちをしている、少し暗い紫の髪のロングヘアにパッチリした黒い瞳、身長は座っているためハッキリとわからないが俺と同じぐらいだろう、服は髪の色よりも濃いローブを纏っており中から制服のようなものが見える。
ローブを着ておらず誰もいない家にいなかったら普通に10人中全員が振り向くと思う。
おっと観察もこれまでだな、ニヤニヤ顔をやめて真剣な話をする顔になったし……
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