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天界のとある牛丼屋。
「美味しいッ!なんだここは!!」
「あまり騒がないでくれ……」
アウラとYー三四零が苦労している時、呑気にユウナは牛丼を食べていた。
「……あ、天界って下界の金使える?」
「下界って……ま、人間界と紙幣は共通だ」
「へー……じゃ、俺は食ったしここに金を置いていくな!!」
「いや、どこに行くのだ」
「そろそろ帰るんだよ。ちょっとやらなきゃいけないことを思い出してな」
「……そうか。またな」
「あぁ」
再開の約束を交わし、ユウナは財布から札を取り出しバササエルヌの目の前に置く。
ユウナが取り出したのは俗に言う一万円札。
しかし、この世界では単位をレイスと言い、缶ジュース一本が百レイスといったところか。
「……釣りは今度返すか。それにしても…………レイスって単位おかしいよな」
ユウナが居なくなって、発した言葉がそれだった。
そして、食事を再開した。
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