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千鶴を消せ?
つまり殺せってことか?
今さっき出会った人間を殺す、馬鹿げた話だ。
そんなこと無理に決まっている。
宛先不明の人物からのメールで人を殺すなんて…
自分でも気づかないうちに俺の体は震えていた。
この得体の知れない恐怖。
気が狂いそうだ…
メールの内容を考えれば考えるほど恐怖が増す。
俺は携帯を閉じた。
それに、周りの人間は俺が携帯を持っていることになんの疑問も投げ掛けてこない。
普通なら携帯を持っている俺に何かしら聞いてくるはず。
こいつらは一体何者?
わからない…
何もわからない…
誰か…誰か助けてくれ。
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