コントロールルーム

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みんな、それぞれ年齢、タイプなどは全く違っていたが、その中で何故か親近感が湧いたのが千鶴だった。 俺と年齢が一緒だったという理由で親近感が湧いたのか、いや…それ以外にも何か理由があるのかもしれないが、それが何かはわからなかった。 3人の自己紹介が終わり、次に自分のことを話すことにした。 自分の藤澤 一樹(ふじさわ いつき)という名前、そして18歳で高校を卒業したばかりであることなど、みんなと同じように軽い自己紹介をした。 3人は俺の話を淡々と聞き、反応は薄かった。 そして、自分のことを話終えた後、俺は自分のポケットに何か違和感があるのに気がついた。 ポケットに手を入れると、中には携帯電話がはいっていた。 その携帯は、自分の携帯ではなく、見たことのない携帯。 しかし、そんなことはどうでもいい、電波もあるしこれで助けが呼べる。 110と番号を押し、電話をかける、しかし、無情にも電話からはツーツーという音が流れてきた。 「くそっ!なんで繋がんないんだよ!」 俺は声を荒げ言った。 電話も繋がらず、助けも呼べない。 ここが何処かも分からない。 俺の頭は絶望と不安でいっぱいになった。
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