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「う~お姉ちゃんも無事だったんだね!」
「うん、パソコン室にいたよ! さっきの地震すごかったわ!」
「わ、私はお友達と一緒に屋上にいたよ。それにしてもここはどこなんだろう……」
「さあ……。ただここは私たちが知っている世界じゃないと思う」
妹の享子はドジでおっちょこちょいで、おまけに気が弱く人見知りが激しい。
そんなこんなで以前の学校でイジメの対象にされてしまっていた。
姉妹そろって背が低いけど、私たちを性格が正反対なんだよなぁ……同じ猫科の動物でもヒョウとイエネコって具合に。
(ん~今の学校に転校してから友達ができたみたいね)
ま、とりあえず今のところは安心かな? あのコのことだから気は抜けないけど……。
さて、姉妹の会話等々はともかく。
「この瓦礫の山はテレビとか冷蔵庫とか家電製品の山だね」
「ノートパソコンなんかもあるね……っと、まだ使えそうだな」
瓦礫の山を構成しているのは、冷蔵庫やテレビ、パソコン用のディスプレイ、それにまだ使えそうなノートパソコンなどの家電製品である。
「ここは家電製品なんかの廃棄場なのかな? あ、自転車や自動車もある」
よく見ると自転車や自動車なんかのシルエットも……。まだ十分に乗れるくらい新しいモノもある!?
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