2章,日常

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そのマンションの高さゆえに 水平線上に落ちていく夕日も 見ることができるという、 自分で言うのもなんだが なかなか良い所に 住んでいると思う。 『とりあえず忘れ物もないし、 鍵もしっかりとかけたよな。』 そう呟きながら エレベーターに乗って1階まで降り 行きたくもない学校へと 重い足を引きずりながら 見飽きた通学路を歩いて行った。
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