姫子への凌辱

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「三浦精神病院へお越し下さい。」 「三浦精神病院??」 「はい。何時でも良いので、お願いします。」 「かしこまりました…」 電話を切り、脳内で三浦精神病院の位置を思い出す… 「山の近く…か」 自転車で行ける距離と思い出し、自転車を飛ばした 行き道では、昔、彼女と遊んだ河原の近くを通った しばらく逢ってないな… 逢いたい、逢いたい、逢いたい 姫子、お前に逢いたい… そんな事を考えながら、三浦精神病院に着いた 訳も分からず、とりあえず受付に体が動いた 「あの…お電話頂いた毛利ですが…」 「毛利様ですね。こちらへどうぞ。」 受付から女性が一人出て来て、私をある部屋に案内した 三階の一番端っこの部屋 315号室 綿部姫子 大声で彼女の名前を叫ぶのをこらえ、中に入った 「お帰りの際は、受付の方へお寄り下さい。」 「あ、はい。」 ドアが閉まり、私はカーテンに手をかけた 「姫子。」 「やぁ、剛太…」 カウガールの人形を抱き、力無さそうに私に話し掛ける 「ゴメンね、急に呼んだりして。」 「いいさ。久し振りに姫子に…逢えたもの。」 ベッドの端に座り、一息つけた 「ねぇ、剛太。」 「ん??」 「私の事、どう思う??」 「どうって…早く学校来いよ??」 私がそう言うと、彼女は悲しそうに下を向き、人形を強く抱き締める 「まだ怖い…」 「何でだよ??」 「あんな事されたら、誰だって行きたく無いよ…」 「あの日、何されたんだ??」 「聞かないで。」 「なぁ、教えてくれ…」 そう言って、彼女に触れようとした時だった 「いやぁぁぁぁぁ!!」 「姫子!?」
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