許されざる行為

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「子供を??」 「そ。男の人と女の人が、本当に愛し合ってる時にだけ出来るの。」 「嫌いな人なら??」 「ん~、どうだろう…」 左手の人差し指を口元に当て、彼女はしばらく考えた 「こ~ちゃんが、もし女の子なら、嫌いな人の赤ちゃんをお腹の中に入れたい??産みたい??」 「ヤダ。」 「それと一緒。嫌いな人とは、絶対したくないの。」 「ならよ…担任の先生と生徒がやるのは良いのか??」 桃は、目を大きくした 「そんなの見たの??」 「姫子がよ…小学校の時、目隠しされて、両手縛られて、やらされてたんだ。」 「そんなの、絶対無理矢理だよ!!」 「どうすれば良いんだよ…」 「…」 黙り込んでしまった二人… 「こ~ちゃん。」 「ん??」 「過去より、今、だよ!!」 「ん??」 「今は、姫子ちゃんの心のケアをするの。毎日ちゃんと姫子ちゃんの所に行ったり、お喋りしたりするの。」 「…」 私は少し悩んだ 彼女が嫌がらないだろうか?? ただでさえ、男の人を怖がってるのに… 「大丈夫、こ~ちゃんなら出来るよ。」 そう言って再び私のおでこにキスをした 彼女は、私の事は何でもお見通しだった 「ちゃんと、お部屋片付けとくのよ。お茶入れてくるから。」 「ありがとう。」 彼女が部屋から出た時、彼女のエプロン姿に気付いた そして、胸には変な高鳴りが… 息苦しくなり… 胸が締め付けられ… 体が熱くなり… 桃の顔が頭に浮かんだ…
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