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《ロシア・ウラジオストク郊外》
戦地とは遠く離れた地域に、厳重に守られた地域がそこにあった
ロシア軍によりそこの半径4キロを囲まれ、それだけの兵力で北朝鮮の東部と戦えるだけの戦力を持つ
しかしある地点では、その大袈裟な守りが嘘のように、黒い車数台と軍の車数台が停まっているだけという、拍子抜けな風景である
もちろん、そこにいる数十人以外の人間は、そこで何が行われるかは知らない
《中国・首都北京》
「ロシアが北側!?」
「どういうことです?」
国家首席の言葉はやはり場を戦場へと導いたようだ
そこにいる全員が混乱している
「今電話が入った・・・・」
国家首席の言動はいつもとは違う
何かに怯えている
何かに迷っている
しかし、常ならば気づく国家首席の変化を、ロシアが北と手を組んだ、という異常事態に動揺し、それどころではなかった
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