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《北朝鮮・首都平壌》
「中国、国家首席に繋がりました」
横に控えた兵士から受話器を取る
「この度は、上海にご無礼なことをしまして、申し訳ない・・・・・・・・いえいえ、滅相もない。それでですが、わが北朝鮮はあなた方中国と軍事同盟を結びたい」
コンコンとドアを叩く音を聞き、電話の主は手をこまねく
「もちろん、あなた方とわが国は敵対関係。この件で世界各国や国連軍までもが動いているのは承知しています」
入室してきた兵士は一礼すると、主の前で立ち止まる
「しかし、わが国は核を保有しています。いいえ、核をすぐに射つことができます。撃たなくても・・・・」
主は兵士に指示を出す
「そうですか。懸命な判断です。では始めに遼東半島と周辺地域への介入を承認してください・・・・」
「わが国はロシアとも軍事同盟を結んでいます。もちろんベトナムともね。良き決断を期待する」
そこで電話を一方的に切り、他の電話を取った
「計画は第3段階に移行しました。・・・・・・・・はい。ヴォルフの名の元に」
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