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「・・・・目的はなんだ!?」
少しの間、自分自身で考えた後、質問を口にした
(これで、今から僕を殺しに行くと宣言するのか?)
(それだったら大したやつじゃないな)
(僕は中東を代表するアルカレイドの幹部だ)
(もし一国の軍や、特殊部隊、もしくは同業者が来たって僕にはたどり着けない)
(お前の敗因は、僕にその事実を知らせたことだ)
(なんて哀れなやつ)
(だけど、もし殺しに来てそこにやつがいなくて、本国や居場所のわからない場所から指令を出しているんだとしたら厄介だな・・・・)
などと考えていると、答えが返ってきた
『・・・・はっはっはっ!!目的?・・・・そうか、確かにな。このフェコンド聖戦は、その選ばれた者同士が殺しあって、世界を獲るゲームだったな』
質問の確信が返ってくると思いきや、全く予想だにしない笑い声が返ってきたことに苛立った
「真面目に答えろ!!」
ハバリスタが大声で机を叩いたもんだから、机上に置いてあった紙コップがこぼれ落ちた
『うんいや、真面目、真面目、大真面目さ。確かにこの聖戦の醍醐味は殺し合いだ。つまり、俺の敵はお前。お前の敵は俺だ。・・・・だがな、聖戦のルールに殺し合わないといけないとは、言われていない。そうだろ?』
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