38人が本棚に入れています
本棚に追加
『復讐だけだろう?お前の組織、アルカレイドやその地域に住まう者は、生まれた頃からの戦争で、家族や大事なものを失ってきた。しかも敵は容赦なく攻撃をしてくる。当然と言えば当然だ』
(・・・・なんだ、こいつ?)
(僕らのことを知っている?)
(まさか身内にいる誰かか?)
『だから、手が組めないと?だが安心しろ。俺はお前の意思を無視して仲間になれと言っているのではない。つまり俺は世界統一を望み、お前は復讐を望む。ならばお前の復讐を叶えてやろうというのだ』
(叶えるだと?・・・・)
冷静になっていたハバリスタは、また興奮する
(これは僕の戦いだ!!)
(生まれたその日からずっとずっと、肉親を殺されても、仲間と思っていた者も殺されていくなかで、僕は自分の力で敵を倒すと決めたんだ)
「悪いが、これは僕の問題だ。大体仲間になると言うが、一国を相手に戦うアルカレイドの幹部である僕と肩を並べられるのか?」
(並べられるテロ組織は1つしかない)
アンジェロダガス
(しかしアンジェロダガスは今、窮地に陥っている)
(そんな弱小となりつつある組織をわざわざ救出するわけもない)
(ならば、どこかの国のお偉いさんか?・・・・)
最初のコメントを投稿しよう!