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「よい。動ずることはない。向こうは戦争をするつもりはない」
(確かにそうだ。突然の出来事で錯乱したが、兵力差が天と地ほどある中で、宣戦布告は自殺行為・・・・か。俺もまだまだだな・・・・)
「了解しました」
国家首席と部隊長の短い会話の間にも、戦車が続けて2台現れ、歩兵部隊、そしてリムジンが後に続いた
(・・・・にしても、北朝鮮側の兵力は異常ではあるまいか?)
部隊長の考えはしかし、リムジンから降り立った北朝鮮からの使者によって中断せざるを得なかった
「厳戒体勢。北朝鮮軍に注意を怠るな!!」
部隊長は国のトップである国家首席を守るため、全力で警備を遂行しなければならない
「これはこれは、中国軍の諸君。私は朝鮮民主主義人民共和国、国防委員長代理のジェーミア・キムである」
北朝鮮の使者は、国家首席の乗るリムジンに向かって歩きながら、自分に強い眼差しを向けている中国軍全体に向けて声を発した
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