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「・・・・と申しますと?」
相変わらずジェーミアは国家首席のいる車と精鋭部隊がいる前方一点を見つめて話す
部隊長からは顔を見ることはできないが、その微動だにしない格好は、ジェーミアが目を瞑っているのではないかとも思わせるほどだ
そんな部隊長がジェーミアの前に移動しないのは、陣形が崩れるからであった
「私が注意したにも関わらずあなたは進んだ。あの時もし私が制止しなければあなたは撃たれていたはずです。そして今もあなたが進めば、私の部隊が発砲するでしょう。今度こそは私の制止はありませんが」
部隊長は改めて注意を促した
否、注意ではなく警告であるが
「なるほど。つまり私が進む限り、兵を退けないと言いたいわけだね?」
もしかしたら最初の注意が聞こえなかったのかもしれない
ここでどんぱちを起こす気は全くない部隊長は、ジェーミア秘書官が理解してくれたことにほっとした
「はい。ですから、先ほどの位置までお戻りいただいて・・・・ッ!!」
部隊長は絶句した
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