自覚 1

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そう思いながら眼鏡を中指で押し上げる。 その仕草にも威圧感を感じたのが怯えた様子が肩越しに見てとれる。 「た、橘…君? また間違っていたかな?」 恐る恐る見上げてくる上司に大して、妙な気分になるとは…最低な気分だ。 だが、この怯えた様子に食指が走るのはどうにも否めない。
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