ノルウェイの森 上

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いつの日か、この本を見ても辛く思わなくなったら 君の手元に戻してもいい。 良い思い出となる その日まで俺が預かっておくってのはどう? それもダメ? 有り難い申し出ではある。手元に置いておくには辛過ぎるが、初対面に近い彼に そこまで甘えて良いものなのか… 返事に困っていると できれば、余り深く考え込まず、甘えて下さい。 今朝もそうだ、気分の悪そうに見えたからって どうして… どうしてそこまで 気付けば、想いを口にしていた んー と、呻りながら考え込む兎月さん 正直、自分でも なんでこんな風に行動してるのか… 自分でも良くわからないと首を捻る ただ、笑っていて欲しい そう思いました。と、言う事で ぇ───
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