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「―ッき!!ゆ-…き!!勇樹っ」
「!!!へ…?なに?遼」
「なに?じゃねーよっ!!ぼーっとしちゃって、んふ勇ちゃんっ♪」
「……」
「おいおいっそんな冷めた目すんなよ!!悲しくなるだろ~」
このバカな奴が
大木遼(オオキ リョウ)。
ちなみに俺の名前が
中村勇樹。
「あーごめんごめん。」
「考え事してたん?」
「んー…うん」
俺は窓の外の奥に咲いている桜の木を見て
3年前の事を思い出していた。
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『別れてください…』
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未だに鮮明に覚えてる
あの日の事―…
「結衣のことか」
「っ!!遼…」
「ゆーうちゃん…、結衣は大丈夫だよ。きっと…」
「ははッ…そう、だよな」
「勇ちゃん元気だせっ☆」
「勇ちゃん言うな」
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