第1章

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「実はさ、電車で見かける度に何度も話しかけようとして、でも勇気が出なくて。 それで、岡本さんに話したらさ、笹川さんにも協力してもらえて」 自意識過剰かもしれないな、と思いながらも美由紀は あぁ、なるほど。と、そう思った。 顔が火照るのを感じる。 「それで、あの、俺…… 椎名さんのことが好きです! 付き合ってください!!」 トクン、と 本日何度目か、胸が鳴った。 _
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