第1章

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2人は駅に向かいながら、とりとめもない話をした。 最初にあったぎこちなさは、もうなくなっていた。 「ほんと珍しいねー っていうか同じ駅とか知らなかったし!」 「俺は結構前から気づいてたよ ずっと、見てた。」 「……え?」 トクン、と胸がなる。 それに気付かないフリをして、 「それなら 話しかけてくれたらよかったのに」 何でもないように返した。 _
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