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『ココの持ち場に就けたのは嬉しいけど、何話そぅ・・』私は考えた。
1人は、同学年の学生ﾊﾞｲﾄで大人しそうな(中)顔の男シオ・・
もう1人は、バスの１番後ろのヤンキー席に座っている・・
中学の時、1つ年上で学校に来ていなかった、見た目遊んでそうな従業員(上)顔の男ヒロだ
私は話す言葉が見つからず、しばらくの間、沈黙が続いた・・
ｽﾋﾟﾝｶｰﾄとは１分間の間、滑る路面を何周も回るｺﾞｰｶｰﾄで、私はその切符切りをする係
シオはぶつかって立ち往生しているカートを助ける係
ヒロはｽﾋﾟﾝｶｰﾄの責任者的な役割をしていて、競技の内容や注意事項をマイクで説明していた
5月に聞いた時は、棒読みでﾍﾀｸｿだったヒロの司会が今じゃ随分、板についてきたなと感心していた瞬間だった・・
ヒロが谷口先輩(3年女子)のCDをマイクのコードに引っ掛けて落としてしまった
｢ガシャーン！｣
｢あ゛ーっ！(驚)｣
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