｢ネコ｣に一目惚れ

１～ネコ～

「そうですね～。よし、こちらへどうぞ。」

流石、テキパキとしているな。
案内された場所にあった、一番(これだ！)と思ったやつを選ぶ。

「光、これでいい……か。」

目がすごい輝いてるよ。
言うまでもなかったみたいだ。

「でもでも、これ値段が……。」

「金はあるって言ったろ？
気にするな。」

そう言って微笑んでみせる。
今の俺はすげぇキモいだろう。
ちなみに現在財布の中は二万円。
あとでキャッシュだな。

「あぅぅ……。
ありがとうございます！
じゃあ、これお願いします。」

ニコッと笑って言う光。

かわゆ(ry

「ありがとうございます。
お会計の方18,900円なんですが、私……店長のサービスという事で、13,900円とさせていただきます！」

はい……？

すげぇ……
この人店長だったんだ……！

じゃなくて、

「いいんですか！？
つうか何のサービスですか？」

「ラブサービスです。ｷﾗｰﾝ」

意味わかんねえよ……。
まぁいいか、光も喜んでるし。

とりあえず13,900円を渡し、光を新品の自転車に乗せて帰った。