1~ネコ~

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そんな、上目遣いなんてされたら断れないよお! 断る気もないけど。 「いただきます。」 とりあえずそう言い、うがいをしていたコップの水を流して猫娘とリビングへ向かう。 「…………!!」 見てビックリした。 これを猫が作ったんだよ? あっ、ちなみに俺の両親はいない。 二年前、高校の入学式の日に交通事故で死んだ。 今は叔父や叔母から仕送りをしてもらって一人暮らしをしている。 「あの……座らないんですか?」 「あぁごめん………びっくりしたよ、猫でも作れるんだ?」 「はい、私は、ですけど……。」 少し微笑みながらそう言った。 可愛いな………。 キュンとしながら、椅子に座ってテーブルに並べられたご馳走を食べる。 「美味いよ、えっと………」 「あっ、名前はまだないんです。 だからよろしければ、私のご主人様になって、名前をつけてくれませんか……?」 意味わかんないです! とりあえず、聞きたい事を一通り聞いてみる。
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