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「あの……どうかされました?」
そう言って光は俺の顔を覗き込む。
――――ドキッ。
「な、なんでもないよ。
……じゃあ着替えてくるから待ってな?」
そう言って慌てて部屋に駆け込む俺。
ちなみに、俺の家は二階建てになっていて、二階に俺の部屋とトイレが一つついている。
一階には親が使っていた部屋があるが、今はたまに遊びにくるいとこの寝室になっている。
何なんださっきから。
光の笑顔を見たりしたら何故か胸が………。
こんなにドキドキするって俺、一目惚れか?
相手は猫だぞ?
そんな事を考えながら着替えて光の待つリビングへと向かう。
平然を装わなきゃ。
「遅くなったな。
光は飯は食べたのか?」
「はい、ご主人様が起きてくる前に食べました。」
なるほどね。
しかし、ご主人様とゆう呼び方はどこかむずかゆい。
「なぁ、ご主人様って呼ぶのやめてくれないか?
なんて言うか……他人行儀で嫌だ。
家族なんだからさ。」
「家族………えへへ……」
またその笑顔だ……可愛い!
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