あかるく

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刹那、まばゆいひかり 圧倒的な色彩の衝撃。 七色を七色にしたその衝撃を わたしの体は 七色の七色と理解できず ただまばゆい白い光としか知覚できない それらスペクトルのひとつひとつ 織りをなした色彩と波の飛沫とを言葉として学べば いつかは白い光を七色の七色と認識もできよう 夏の日差しにも 春の流れにも 秋の黄金にも 冬の厳しさにも 各々にふくまれた七色を わたしはいつか知覚認識できるようにもなれよう 刹那、ひかり まばゆい輝き またひとつ、正しく認識できない寂しさが 花を開いた
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