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  誰を……探しに来たんだろう。 アタシが帰った後にステキな女性と出会ったんだろうか… あぁ…やだ。 そんなの見たくない。 下を向いて床だけ見えていたアタシの視界に、男物の靴が入り込んできた。その靴はアタシの前で止まっている。 え…? 「…………やっと見つけた」 その聞き覚えがある声に顔を上げるとそこには… う、そ…… 「……見つけたよ、白椿の姫」 そう言ってアタシの前に立っていたのは――… 「……な、…ななしのサン…?」 忘れられなかった彼が自らアタシの目の前に…  
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