少しの好奇心

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バイクで走り始めてから10分はたっただろうか 「おい徹!まだつかねぇのかよ!」 「もう少しだよ!…おっ!見えてきた」 そう言った徹の先の方に大きく…そして…何か異様なオーラを纏った建物が見えてきた 「あれ…か」 「おっ?修司ぃ!慎吾達ももぉ集まってんぞ!」 「慎吾…達?」 そして俺達は建物の前でバイクを停めた。すると慎吾の他に見慣れない人影が3人ほど見えた 「え~っと…誰?」 「あっ!スイマセン修司さん!俺が連れてきちゃいました」 すると徹がいきなり割り込んできた 「まぁまぁ!説明は中に入ってからでいいじゃねぇかぁ!」 早く中に入りたいらしい…迷惑な話だ 「あぁ…それにしてもでかいな…」 その病院は9階建てで暗さのせいもあってか上も横も端が見えない 「この中は昔に解体工事をしていた事もあって迷路みたいになってるので気をつけて下さいね」 「よしっ!じゃあ行くかぁ!皆の衆!」 徹がいきいきと建物へと歩いて行った それに続いて皆も建物へと向かって行く 「しょおがねぇな、じゃあ行くか……ん?」 「どうしたんですかぁ?修司さぁん」 「いやぁ…なんか上から視線感じたんだけど…気のせいだよな」 俺は嫌な予感を無理矢理押し込め…そして異様な漆黒の闇へと姿を消した…。
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