対面

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はっと目が覚めると、自分のベッドの上だった。 全ては夢だったのだ。   友人、夢が気になったので電話をした   プルルル…   『はい』 「夢、おはよう、体調悪かったりしない?」 『くるみ何言ってるの?元気だよ~(笑)』 「そ、だよね。」   私は脱力した。 だって。 夢の中はリアルだったから。 そして、電話を切ったそのときだった。 強烈な吐気に襲われ、トイレに私は駆け込んだ。   …もしかして。 つわり? …ということは…。 子供が出来たからこんな夢を見たのかな。   私はその日、仕事を休み産婦人科へ向かった。   おめでとうございます、妊娠してますよ。   医師の言葉に私は喜びを隠せなかった。 だが、次の台詞に愕然とした。             『命と引き替えに、貴方は産みますか?』
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