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『世界で一番、あなたを愛してる。だからあなたも、世界で一番私を愛して』
マユミさんはいう。全裸で僕にまたがりながら、馬鹿みたいに腰をふって。
僕はそのたび、マユミさんに囁く。
『僕は世界で一番あなたを憎んでいます。心も体も醜悪極まりないあなたを。あなたは誰からも愛されませんよ』
マユミさんは泣きわめいて、さらに強く腰をふる。僕は今年で十二歳になるが、一度も射精したことがなかった。多分これから先もすることはないだろう。
マユミさんといる限り、僕が性欲に目覚めることはない。
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