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その言葉を聞けば悠は机を叩きながら怒る。
「んだよーっ馬鹿って言ったやつが馬鹿なんだぞ!」
小学生が言いそうな捨て台詞をよく高校生にもなっても言える悠はまだまだガキだなと和政は一人納得したように頷く。
「はいはい」
「和政の馬鹿ーっ」
「はいはい」
悠の言葉を軽く配いながら、和政は本を読み始める。
悠はまたおとなしく席に座りながら和政の真向かいになれば机にもたれるような姿勢で和政を見上げた。
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