人は何か理由があるから行動す

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    「痛ててて・・・」    俺は喰らった打撃の痛みから、腹を押さえて床に方膝を着いた。     「な、なにする――」 「シャイニング・ウィザード!」    言いかけたが、追い打ちをかけるべく、更にメリーさんは俺が着いた方膝を台として利用し高く跳躍する。  そして次に俺の頭部へと蹴りを与えた。     「ちょい待って!ねぇ、どうしてそんな技を使えるの女子高生!ねぇどうして!?」      技を決めて格好良く着地したメリーさんは、これまたユラリと格好良く立ち上がる。    そしてワイシャツの乱れ、襟を整えて鼻で笑いながら答た。     「女のたしなみです」      そんなたしなみがあるかいッ!?      だいたい世間一般の女子高生がプロレス技を使っても、裡門頂肘だなんて技を使うか!?    いやいやいや。その使用したプロレス技もシャイニングウイザードとか、俺としては「なんかマニアックじゃね?」と言ってもおかしくない。     「言ったでしょう。女のたしなみです」      随分と危険なたしなみじゃないか!
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