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「ちぇぇえええぇぇぇええぇぇん!!!」
私は橙を視界に捉えると、その可愛らしい笑顔へ高速でダイヴした。
勿論、橙を私は最高の笑顔でお出迎えする。
「らんしゃま~!ただいまっ!」
橙もまた、私を見るなり私の胸へと飛び込んで来た。私は橙を全力でキャッチして、狂々(くるくる)と廊下を回った。
(あぁ、橙。お前は何て可愛らしいんだッ!これはまるで…、天使ッ!!)
思わずそう言いそうになって私は、ぐっ、とこらえた。
いけないいけない。私はあくまで橙の保護者なのだ。そんな変態みたいな事を口にしては………、
「らんしゃま、どうかしたんですか?顔がとっても赤いです」
ここで私の事を心配してくれるのか、橙よ。あぁ、君は何て(以下省略
「え、あぁ。少し熱があるのかもしれないな」
「えっ!らんしゃまお熱があるんですか!?」
そう言って橙は私の額におでこをを当ててきた。
ブシャァアァァッ!!
そして私は鼻血を噴出した。
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