―アルバイト―

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8時に時計台広場に集合だったが、寝坊の有様で遅れてしまった。 「ジク、ヒカリ怒ってるだろな~」 俺は、キッチンに行き籠に入った飴玉を一つ取ってポケットに入れた。 俺の両親は、行方不明で、何処に居てるのかサッパリだ。 でも俺は今の生活が良いと思う。 誰にも左右されないし、束縛もされない 何不自由ないのだ。 飴玉をポケットに入れてから顔を洗ったり身仕度を10分程度で済ました。 「じゃあ行くか!」 ガチャリとドアを開けると空は曇一つない晴天で太陽がジリジリと身体を焼いてきた。 「今日も暑いな」
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