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その時、教室の後ろのドアが開く音がした。
「金子くん、いる?‥」由梨の声がした。
由梨の近くに美穂もいた。
健太が由梨の方に歩いて行った。
「私、帰る準備できたから、一緒に帰ろう」
「わかった、俺、今からすぐに準備するから先にいってて。」
「うん、わかった、先行ってる!」
夕焼けが空を焦がし、
窓から光が差し込んで健太を赤く染めていた。
帰る用意をする健太に
「もしかして、あの子、金子くんの彼女?」と里奈が聞いた。
「‥‥‥‥‥」
「別に違うけどただの中学時代からの友達」
「絶対なんか怪しいなぁ~」、孝太は健太の顔を見た。
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