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序
「突然すみません、電車で見かけて一目惚れして……それ以来あなたのことがずっと好きでした!オレと付き合ってください!」
大学からの帰り道、黒髪長身で爽やかな印象を受ける、整った容姿をした学ランを着た高校生くらいの少年が、突然目の前に立ちはだかったと思ったら告白された。
彼は夕陽の逆光でも分かるくらいに顔を赤く染めている。
普通の少女なら、こんなイケメン君に告白されたというだけで舞い上がってしまうだろう。
そう、
普通の少女なら、な。
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