DEVIL'S SHOP

16/23
前へ
/23ページ
次へ
「…遅いな」 メフィは尻尾をレジ台の上で振って落ち着かない仕草をしている。 「仕方ねぇ、俺が連れて来るか。 小娘と接触すりゃ「相手」がどんな悪魔かたぶん分かるしな」 レジ台から飛び降りて、メフィは女子高生の元へと歩いて行く。 ピンと立てた尻尾が可愛いらしい。 「にゃ~ん」 と、メフィが可愛らしい声を出して女子高生の足に擦り寄る。 私の知る限り、猫嫌いやアレルギーでなければ大抵の女の子は可愛い仔猫に弱い。 「きゃっ!」 足に違和感を覚えた女子高生が飛び上がる。 「あ…猫かぁ…。 ビックリした~。 君、かわいいねぇ。 お店のコかな?」 しゃがんで仔猫の頭を撫でる。 あああっ! その角度だと、メフィにパンツが丸見えですよ!
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加