うつし絵

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ふとぼやけた街の中で 今日もひとりきり いつまで経っても子供のまま 涙堪えている私 何気なく放つ言葉が まるでナイフのように 大切だった筈のひと 傷つけてしまう そんな繰り返し 瞳閉じてみれば あの日の優しい思い出が まるで写し絵のように 心の中 フラッシュバックして行く ねぇ どれもこれも 大切な宝物だから しまっておきたいのに もうそこに あなたはいないの? 人と繋がりたいから 沢山の人と出逢い 全て大切だったのに最後は 全て切り捨ててく 気持ちは矛盾しているよ 心と身体は別物で ぶつかり合ういずれも 私自身だから 嫌になって来る 人は誰も最初一人で そこから繋がり合って それで生きて行くの そう全て 分かりきっている事 ねぇ なのに何故 心の何処かに 大切な人を拒絶ってく そんな私が 隠れているの? 写し絵の情景は 今もまだかすかながら 体温を持っていて だからこそ 淋しくて… 瞳閉じてみれば あの日の優しい思い出が まるで写し絵のように 心の中 フラッシュバックして行く ねぇ どれもこれも 大切な宝物だから しまっておきたいのに もうそこに あなたはいないの? きっとこのままもう 元のような仲には 戻れないのかな? いつの間にか 涙が溢れてく ねぇ あなたの事 もっと知りたいよ 大切な人だから なのにもう ダメなのかな…
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