ヒューマン・ドラマ

2/2
前へ
/100ページ
次へ
季節外れの潮風の 香り漂う帰り道 群青の空がそっと 優しい表情を見せてくれる ギター抱えた少年は 胸いっぱいに風を感じて 今日もまたいつもの場所で 音を鳴らし始める 喜び 怒り 哀しみ 楽しさ 一つ一つの感情を まとめて今、空へ放つよ Oh,Sunset sky 人混みが途絶えた街に 今日もまたひとつ Oh,Sunset day 優しい歌が聴こえる 何気ない日の終末(おわり) 空に一粒、また一粒 ちらほら星が見え出して 灯りの漏れた家からは 早くも夕飯の匂い 夜に溶け込む少年の 声をかき切るように バイクの音が近付き そしていつの間に 消えて行った こんな何もない世の中だけど どんな所にも ヒューマンドラマが溢れる Oh,Night sky ひとつ何かが過ぎた頃 また一つ何かが Oh,Night dark 静かに始まって行く そんな日々の繰り返し 聴いてくれる人はいなくても 僕には待ってる人がいる あの星が闇に溶けた頃に 帰ろう、あの場所へ Oh,Night day きっと誰もが誰かの 帰りを待っている Oh,Brilliant day 何だかんだ言っても 世の中って美しいね…
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加