流星

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どうしようもない不安の渦 いつしか感じる孤独感 話せるような人もいないまま 時を過ごして行く 決して人が嫌いだなんて そんな事は思ってすらいない 本当はもっといっぱいいっぱい 聞いて欲しいのに 「今のままじゃダメだ」 「このままじゃ進めない」 思ってはみるけど 体はまた動かない 一度きりしかないこの日々を 後悔なく生きたいけれど 今よりももっと強く 優しくならなくちゃ 「人として生まれたからには 一回でも輝いてみせて」 その為にも今はただ 自分らしく生きていたい 夜空に輝く星のように 自分をもっと出したいけれど 恐怖心の方が強過ぎて 殻にこもったまま いつしかわかってくれる人が きっと現れるのだろうか? その問いは漆黒の中に 消されてしまった 一筋の流星が流れてく 誰かの声が問う 「自分の中にある光を 何故放とうとしないのか?」 この先にある希望絶望 今見えてるわけではないけれど 今は今自分に出来る 「何か」探してみる 暗い過去の闇を全て 光に変えて歩いてみよう 心は今もまだ強く 生きて行ける筈 翼がないのを悔やむなら 今ある足で走って行け 大いなる力の限り 未来への希望持って 大人になる事が恐過ぎて モラトリウム人間になるな この先が真っ暗な人は この世界にいないから 心のままに生きてみる どんな場所にだって行けるから 星よこのまま空の下 ずっと見守っててよ 今まで流した涙や汗が 無駄なものにならないなら いつか大きく希望の 花を咲かせてくれる そんな花の咲いた頃には 自分を信じて歩いて行ける 強い人になって帰るから それまで待っていて
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