二章

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 学園長が殺害されてからも、学園の運営は日常通りに進む。職員会議の結果、模擬戦闘試験を交えながら、生徒の成長を計るという形で、臨時授業が組まれることとなった。  高等部三年の教室では、国語の授業が執り行われる。  ラインは、授業中に立て篭もり事件のことを話していた罰として転校生を連れて、学園案内をすることになる。  ラインとしては、放課後に、事件で負傷した後輩のニーアに会いにいきたかったが、それは後にのばされた。  学園案内に巻き込まれたのは、ナオキ、ユズ、水晶。転校生は、美雪、牧斗の二人だ。学園案内の途中、ハク、メイ、スミス、雷などに出会い。その日は暮れていく。(雷は、スミスに武器の修理を頼んでいたという。また、雷は家庭科の教師である)  次の日は家庭科実習でカレーを作り、放課後は障害物シャトルランで体力測定が行われる。  その最中、ナオキはソラの幽閉場所を嗅ぎ付ける。旧倉庫に居たアイクの言動とヒマワリの白衣に付いた埃が切欠となる。が、確信にはいたらず、その場は流された。  その一方、やっと、ラインは後輩のニーアと立て篭もり事件の話をすることができた。然し、障害物シャトルランのせいでニーアは熱射病になっており、保健室に入るのだが、バランスを崩した姿をユズに見られてしまう。  ユズは美雪とラインとニーアの仲を取り持つことで、友情が芽生えたようだ。
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