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「一緒に、ね、もう良いでしょう」
あなたが限界なのも気付いているの、だから、もう、良いでしょう、早く離れましょう。好きだから、離れましょう。なんて、演技が得意な君にとっては簡単だよね。ああ、もう、君が好きだよ。だから、だけど、だから君は僕の子供を産むんだ。君の白い肌が膨れる妄想が止まらない、ああ、最高だよ。君の白い肌が、赤く、ああ、素敵だ。いくよ、ね、いくよ。…痛い。
「あ、ああ…」
離れて。あなた。離れて。早く離れて。早く私を離して。このままじゃ融けてしまいそう。あなたを忘れたいの。あなたは私だから、僕は君だから、わかるよね。わかるんだよね。だから、だから、だから。離れたいなんて言わないよね。愛しているんだから。誰よりも誰よりも。
「唇、切れちゃったね」
優しい君、唇なんて切れてないのに、そこまでして僕に触りたいんだね。可愛い可愛い君。いつでも触らせてあげるのに。僕は、君が、好きだよ。ずっと一緒にいたいよ。だから私はあなたを探してるのに、あなたは、いつも。
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