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イロドリハルカ
あなたの手をはなれて
知らない街で
ひとり、生きてゆく
外は私のことを
まるで試してるかのような
顔つき
〝朝のバスの学生達
あくび、夢に帰る〟
いつもとは
これっぽっちも変わらない
朝が また駆け出す
まぶたには
いとしい あなたの顔
かなしい横顔
今は まだ刹那さが
ドラムに乗って
届けられる曲
涙を堪(こら)えながら
くちびる噛んだ
最後のターミナル
〝夏になれば
純白──制服
恋と夢に、染まる〟
いつも様(よう)
適宜、似させてくれた
朝は すぐ縮まり
まぶたへと
霞(かす)み散るシーズン
まばゆい閃光(せんこう)
:
:
:
告げ口したくなるような
低く だらしない空
あなたも きっとどこかで
肩、つかまれてるでしょう
お互いが
すれ違う瞬間には 雨
地面にその柄を落とすたび
真新しい息吹
いつもより 長く停滞してる
朝は 彩り遥か
まぶたには
いとしい あなたの顔
かなしい横顔
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